なの一般的に「高価な贈り物」「高級なお花」とのイメージが強い胡蝶蘭。
でも、数多く種類がある蘭の中でも、初心者に向いている&一般家庭で楽しむのに向いている蘭だと思うのです。
「いやいや、そんなはずはない…」という声もたくさん聞いてきました。
「胡蝶蘭が一般家庭で簡単に育てられるわけがない」と思われる主な理由...
それは、
①「高価なので、簡単に育てられる植物であるわけがない」という思い込み。
②「やってみたけど、やっぱりダメになっちゃったもん」という経験がある。
の2つ。
たしかに、花数が多くてとても立派に咲いているギフト用の株の胡蝶蘭のように育てるのは簡単ではないかもしれない。
そして、花が咲く時期を操作しようとすると、加温や照明にコストと手間がかかる。
でも、多くの観葉植物のように、室内の条件に合った場所に置いて育てるだけなら、ほとんどコストも手間もかからないのです。
水やりと、たまに肥料をあげるだけ。
「え?そんなに簡単に育てられるの?」って、多くの方は私の話を聞いてびっくりします。
そうなんです...簡単に育てられるんです。
だから、①「高価なので、簡単に育てられる植物であるわけがない」という思い込みは、
正しくないから捨て去ればいいだけ。
そして、②「やってみたけど、やっぱりダメになっちゃったもん」という経験は、
大体が「一般的な草花と同じ育て方をしたからダメになった」か「あまりにも水が足りなかった」のどちらか。
「一般的な草花と同じ育て方をしたからダメになった」のは、
胡蝶蘭の生態と育て方を知らなかったから。
だったら、知ればいい。
しかも、それを実践するには特別な器材も手入れも必要ない。
「あまりにも水が足りなかった」のは、
胡蝶蘭の育て方を知っていたけど、加減がつかめなかったということ。
あとは、水やりの加減をつかめばいいだけ。
じゃあ、胡蝶蘭の育て方って何なのよ?ってことですが、それは、
- 化粧鉢に入っているものは、そこから抜く。
- 直射日光の当たらない、明るい室内に置く。
- 根が乾いたら、水をやる。
最低限を書くと、これだけです。
プラポットから植え替えるとか、肥料をやるとか、空中湿度を高めるとか、丹精込めたければいくらでもできますが、
胡蝶蘭は、この最低限の管理だけでも育ってくれるとても丈夫な植物です。
(育て始める前に、病気になっていない&弱り過ぎていないことは必要です)
で、様々な種類の蘭の育て方には共通している点も多いのですが、
中でも胡蝶蘭が初心者にも簡単に育てられる理由、一般家庭で簡単に育てられる理由...それは、
- 光が弱くても、大体育つ。花も咲かせてくれる。
- 水が不足しても、ちょっとやそっとじゃ枯れない。
胡蝶蘭は、数ある蘭の中でも光の要求量が少なく、
「暗すぎて育たない」ことがあまりない蘭です。
「日が当たらないから、観葉植物が置けない。」という人にも向いているのです。
ほとんどの時間電気のついていない、トイレとか人があまり入らない部屋では、いくら胡蝶蘭でも暗すぎます。
でも、普通に人が生活して昼間は電気をつけなくてもいられるくらいの部屋なら、胡蝶蘭は育ってくれるし、花も咲かせてくれます。
「過湿はダメ」が当たり前の蘭でも、
種類や時期によっては根っこをカラカラにさせちゃうとダメになることもあります。
でも胡蝶蘭は、あの太い根がカラカラになる時間がちょっとあっただけでは枯れません。
もちろん、あまりにも水が与えられず、根はカラカラ、葉はシワシワになって枯れることはあります。
でもそれは、水を与えない期間が相当長い場合です。
そうなる前に水を与えればいいし、水不足になっても復活することも多い。
つまり、ちょっと失敗しても、やり直しのチャンスがある植物なのです。
だから、初心者に向いているのです。
私は数年前、ろくに調べもしないで、カトレアやオンシジウムを胡蝶蘭と同じ管理で育てていたことがあって、半年以内にダメにしてしまいました(お恥ずかしい…)。
胡蝶蘭は咲いているのにですよ。
そのくらい胡蝶蘭は、光が少なくても育つ丈夫な植物なのです。
水不足で胡蝶蘭を枯らしてしまう方は、
「過湿はダメ」という鉄則を知っていたが故のミス。
過湿が怖くて水を控え目にしていたら、水不足にしてしまうのです。
当店のオーキトップは通気性が抜群なので、
「水をやり過ぎたとしても、過湿になりにくい」し、
「水をやり過ぎたとしても、空気もたっぷり根に供給されているので、根が健康」でいられます。
熱心な蘭愛好家のみならず、
植物初心者、蘭初心者にもぜひ使っていただきたいオーキトップです。