アメリカで経験したクリスマス(1)

アメリカで経験したクリスマス(1)

今日はクリスマスイブ。

サンタさんを心待ちにしている息子がいる我が家では、

さっきサンタさんを迎える準備が完了したところです。

 

今日はちょっとオーキトップに関係のない話。

家族で2年間住んでいたアメリカで経験したクリスマスについてお話しますね。

 

私たちが住んでいた地域はユダヤ人が特に多い場所でした。

 

ご存じの通り、クリスマスはキリスト教のイベント。

ユダヤ人はお祝いしません。

でも、12月はユダヤ人にとってとても大事な「ハヌカ」というイベントがあります。

クリスマスは、イブとクリスマス当日だけのイベントですが、

ハヌカは8日間かけてお祝いするそうで、

特別なろうそくを灯したり、特別なものを食べたりするそうです。

 

クリスマスと言えば、を思い浮かべますが、

ハヌカでは、

買い物に行くと、「」に染まった売り場と「」に染まった売り場があります。

お店によっては、ほとんどが「」の売り場、なんてことも。

 

ハヌカの起源は、ユダヤ人が迫害された歴史にあるそうで、

私も子供向けの絵本などで少し学んでみたり、

買い物途中に近所のシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)に向かう人たちを見かけたりして、

人々が、自分たちの歴史を子孫に伝え、家族や今の生活に感謝する気持ちを大事にしていることを知りました。

 

ハヌカ以外にもユダヤの宗教的行事は多くあり、

子供の学校のカレンダーにも書かれていました。

ユダヤ教の家庭の子供だけお休みする日も年に何回かありました。

毎週土曜日は、一目見て「ユダヤの方ね」と分かる服装をしてシナゴーグに向かう家族を見かけたり、

一年中どこに行っても、「キッパ」という小さな帽子のようなものを頭に載せている男性・男の子を見たり(プールでも被っている人もいました!)、

ユダヤの規律を守って作られた「コーシャー」の食べ物がどこでも当たり前に売られていたりと、

渡米前までは「名前は知ってる…。そういう宗教があるのは知ってる...。ニュースでも話題になることあるよね...。」くらいの認識だったユダヤ教ですが、

一気に身近なものになりました。

また、宗教とは何かを考えさせてくれる、

ユダヤ教について調べてみよう、キリスト教について調べてみよう、

と思うようにもなりました。

 

ハヌカからも話が逸れてしまいました...

 

最後に、私にとって身近な存在となったユダヤ教ですが、

英語で「ユダヤの」という意味の "Jewish" (ジューイッシュと読みます)という言葉をよく耳にしました。

Jewish community とか Jewish holiday とかね。

だから実は、私にとって「ユダヤ」は縁遠い感じがする言葉のままで、

「ジューイッシュ」は色んな記憶がよみがえってくる、身近な言葉です。

 

まとまりのない話になってしまいました。

トップにある今日の写真は、アメリカの大手スーパーTargetでの、ハヌカグッズの売り場。

青一色です。

 

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